イエスカルタ(一般名アキシカブタゲン シロルユーセル)は、再発・難治性のB細胞リンパ腫に対して使われるCAR-T細胞療法です。標準治療が効きにくい患者さんにとって重要な選択肢です。
イエスカルタとは?
患者さん自身のT細胞を採取し、CD19を認識するCARを組み込んで体内へ戻す治療です。1回投与で深い寛解が得られる可能性がある一方で、投与前後の入院管理が必要になります。
対象となる主な疾患
日本では主に大細胞型B細胞リンパ腫などが対象です。再発または難治性で、複数の治療歴がある患者さんが中心になります。
副作用
- CRS(高熱、低血圧、低酸素)
- 神経毒性(意識障害、失語、けいれんなど)
- 感染症、血球減少
CAR-T療法では、投与が成功するかどうかだけでなく、合併症を安全に乗り切れるかが非常に重要です。
キムリアとの違い
どちらもCD19標的のCAR-Tですが、対象疾患、適応取得の経緯、製剤特性、施設ごとの運用で差があります。実際には、病型、治療歴、施設経験、紹介可能な病院などを踏まえて選ばれます。